第72回展出品作品展示パネルの仕上がりチェック

 第108回二科展(第72回二科会写真部展)に展示する名誉会員・会員・会友の作品720点について、展示パネルの仕上がりチェックを5月30日(木)に国立新美術館審査室にて行った。

 名誉会員・会員・会友の第72回展出品作品は、鑑査委員会による鑑査後、大伸ばし展示パネルに仕上げて提出。展示パネルになった作品を1点1点原画プリントと見比べ、作品内容やプリントの色調、画面のトリミング、パネル仕様などがチェックされた。

 全展示パネルをチェックした結果、ほとんどの作品が仕上がりに問題は無かったが、原画プリントと異なる色調に仕上がっていた作品が5点あり、トリミングの異なる作品が1点あった。この作品6点については、原画プリント通りに修正した展示パネルを再提出するよう作者宛通知がなされた。  本来、このような展示パネルの仕上がりチェックは、出品者個々が責任を持って行うべきことだが、毎年、一定数の再提出が出ており、展示パネルの製作を他人任せにして、作者が最終的に仕上がりチェックをしていないケースが度々発生している。 作品を二科展会場に展示して多くの方々に鑑賞してもらうためには、出品者としてゆるがせにしない作品制作が求められるところである。