「第72回二科会写真部展」(第72回展)一般公募作品の一次審査は、4月10日(水)~12日(金)の3日間、国立新美術館審査室において実施し、「単写真部門」589作品、「組写真部門」120作品、「アートフォト部門」28作品、「Young部門」20作品の合計757作品が入選内定となりました。
入選内定の作品は、応募者各自が大伸ばし展示パネルに製作して期日までに提出。第72回展一般公募の入賞作品を選定する二次審査は、展示パネルによって6月13日(木)に国立新美術館審査室において実施しました。「二科賞」など上位3賞と各部門別の協賛会社賞など入賞作品を決定し、同時に入選作品を決定しました。
審査方法は、審査員の挙手によって行いました。単写真部門は18ジャンル、組写真部門は12ジャンルに分類し、ジャンル別に分けて審査。パネル作品を審査員の前に並べ、作品1点ずつ挙手によって入賞候補作品の絞り込みを繰り返し行いました。また、アートフォト部門とYoung部門は、ジャンル分けなしで同様に審査しました。
それぞれ各部門の上位入賞候補作品が数点に絞り込まれると、残った4部門の候補作品だけを同時に並べて1点ずつ挙手を行い、上位3賞候補としてもっとも挙手の多かった作品を「二科賞」、次点を「全国知事会賞」、3位を「日本カメラ財団賞」に決定しました。
厳正かつ公正な審査によって、第72回展の「二科賞」はアートフォト部門の作品、「全国知事会賞」は単写真部門の作品、「日本カメラ財団賞」は組写真部門の作品が選定されました。さらに、単写真部門の協賛会社賞17点と奨励賞3点、組写真部門の協賛会社賞5点と奨励賞1点、アートフォト部門の協賛会社賞3点と奨励賞1点、Young部門の協賛会社賞3点と奨励賞1点を選定しました。
第72回展の審査結果は、6月下旬に応募者全員へ文書で通知します。公式発表は9月3日(火)に公益社団法人二科会として行なわれます。新聞社などマスコミ各社へ入賞及び入選者氏名などを通知、また、写真部ホームページに掲載し発表します。
入賞及び入選作品は、9月4日(水)~9月16日(月)の会期で国立新美術館において開催の第108回二科展(=第72回二科会写真部展)に展示します。
第72回展一般公募二次審査の審査員は、以下の会員30名(理事11名、支部代表19名)が務めました。
〇審査員:片岡順一会員(代表理事・審査委員長)、今井寿雄会員(理事)、中谷次郎会員(大分支部)、土田貴夫会員(石川支部)、梅川紀彦会員(三重支部)、宮﨑喜一会員(理事)、櫻井孝一会員(理事)、大橋仁三郎会員(滋賀支部)、角尾抽臣子会員(常任理事)、一色龍太郎会員(理事)、菊川浩行会員(鹿児島支部)、川口和子会員(常任理事)、伴野雄三会員(静岡支部)、細川伸吉会員(理事)、伊藤 滋会員(理事)、水谷勝昭会員(理事)、鳥越 修会員(広島支部)、永澤悦穗会員(高知支部)、塚本東明会員(山形支部)、大見 信会員(愛知支部)、鯉沼孝雄会員(栃木支部)、若城章良会員(大阪支部)、小林茂雄会員(理事)、真部信太郎会員(福島支部)、高橋徹也会員(埼玉支部)、尾崎浩史会員(福岡支部)、高橋康資会員(神奈川支部)、石崎佳代子会員(北海道支部)、藤原静男会員(山梨支部)、徳渕郁子会員(佐賀支部)。
〇立会い:榊原俊寿会員(監事)、米山悦朗会員(監事)。
〇進 行:槇島 昇会員(事務局長)、澤田芳夫会員(出納役)。